産経新聞9/12朝刊に掲載されました。
お知らせ
懐かしいけど少し面倒
同窓会ネット
何かと手間がかかる同窓会の幹事の仕事を一通り代行してくれる「同窓会ネット」(大阪市北区、伊丹正人社長)が、人気を集めている。「単なるイベントではなく、新しいコミュニケーションの始まり」と位置づけ、同窓会ごとに専用ホームページ(HP)を作成。掲示板で同窓生の転居先について情報を収集するなど、インターネットの利点を最大限に活用して、同窓生たちの交流に一役買っている。
同窓会幹事代行します
同窓会ネットの業務は、案内状の発送>出欠の確認>参加者名簿の作成>会場の予約>二次会の手配>同窓会の受付、司会、写真撮影>記念誌・CD-ROM(写真データ入り)の作成、希望者への販売-など、幹事業務全般にわたる。発起人は卒業者名簿を準備するだけで、同窓生全員が同じ立場で同窓会を楽しむことができる。
専用HPも作成 交流に一役
また、通常の同窓会では転居先が不明の同窓生は出席不可能だが、同社ではHPの掲示板で他の同窓生に情報提供を呼びかかるため、出席の可能性が広がる。この掲示板には、同窓会の案内状に記されたID、パスワードがないとアクセスできず、同窓生以外は閲覧できないようにセキュリティにも万全を記している。
HPは同窓会が開かれる前に全員の出欠予定を確認できるほか、同窓会終了後も同社のサーバーで無料で継続して開設され、同窓会で撮影した写真を閲覧することもできる。
同窓生同士の情報交換がいつまでも続けられるため、その後のコミュニケーションにも大きな効果を発揮する。
同窓会開催に要する費用は、すべて同窓生全員の会費でまかない、出席者の会費の合計から飲食代などの諸経費を差し引いた額を徴収する。このため出席者が当日欠席しても、同窓生側の負担は増えず、追加料金も請求しないという。
同社は昨年十一月に設立され、自社サーバーなどのシステムを構築しながら、同窓会幹事代行業を請け負ってきた。受託実績はこれまで二十件にのぼり、この十、十一月には計十件の依頼を受けている。今後はフランチャイズによる全国展開も考えており、九月中に東京事務所を開設する方針だ。
伊丹社長は「人に喜ばれる仕事がしたいと思って始めた。至れり尽くせりのサービスを心がけている。学生時代は仲が良くなかった同窓生同士でも、長い歳月を経て会うことで友情が芽生えていることがある。クラス単位でやるのもいいが、数百人規模の学年単位でやれば”出会い”の可能性はさらに大きくなる」と話している。
問い合わせは、同社(フリーダイヤル0120・100・378)まで。