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お知らせ

2005年10月04日

「日経トレンディ」2005年11月号に掲載されました。

同窓会で自分の原点を再発見

最近、同窓会への関心が高まっている。若い世代の間でも頻繁に行われているのが、従来と異なる点だ。幹事代行のサービスなど、関連ビジネスも生まれている。全世代に広がる同窓会ブームが意味するものは何か――。 今の時代の閉塞感から抜け出したいと願う人の姿が見えてきた。
「ひさしぶり~、元気だった?」
こんな声があちらこちらから聞こえてくる。都内にある公立中学校の同窓会での光景だ。
12年前の卒業以来、初めての同窓会とあって、互いに照れくさそうで、なんとなくぎこちない。「女性は化粧をしているから、誰だか全くわからない」と苦笑いする男性もいる。ところが昔話が飛び出すと、あっという間にタイムスリップ。2時間後には90人全員が一体となって校歌を熱唱記念撮影の後は、二次会、三次会へと続き、場を仕切る幹事の河野松平(27才・会社員)が、「いい加減に帰ってくれ~」と、困り果てるほど、大いに盛り上がった。
同窓会が改めて注目されている。従来の“リタイア後の楽しみ”としてだけでなく、20~30代にまで同窓会ブームが起きている。 100人以上の大規模な同窓会から数人が集う小さな同窓会まで、規模もいろいろだ。
なぜ今、同窓会なのか――。
前世代に共通しているのは、「原点回帰」だ。昔の仲間に会うと、輝いていたあのころの自分に戻れると、皆が口をそろえる。「本当の自分」を見つけ出し、夢や希望を再び思い返す。そして自分を活性化する。この原点回帰こそが、多くの世代を同窓会へと導く要因になっている。

自分探しのために。今、同窓会を開いた
 
河野が同窓会を開こうと思い立ったのは、「自分探しのため」だった。社会人になって5年たち、仕事に慣れてきた今、「このままでいいのか」と思い始めた。仕事にやりがいは感じているが、自分の可能性は他にもあるような気がしてならない。転機、起業、ニート・・・・・・と、多くの選択肢が頭の中を駆け巡る。そんなとき、原点に戻り、本当の自分を探すことを思いついたという。まだ20代。前だけを見て走り続けていられる年齢という気もするが、「これだけ選択肢の多い時代に生きていると、このままでいいのかと立ち止まりたくなる。そういう意味では50~60代と変わりはない」と、河野は言う。
富山で開かれた市立中学校の同窓会で幹事を務めてた丹保美枝(31歳・派遣社員)も、過去と向き合いたくて、同窓会を企画した。
中学時代、どちらかというといじめられっ子だった丹保は、長い間、自分に自信が持てずにいた。片思いをしていた人のことを時々思い出し、会いたいと思っても、踏み出せなかったという。しかし30歳を過ぎ、同窓会の幹事を買って出た。「ボランティア活動や子育てを経験して、いつの間にか人の役に立つことが自分の生きがいになっていた。だから同窓会も、声がかかるのを待つのでなく、自分で開こうと思った」と丹保は言う。今の自分なら、昔の仲間に胸を張って会える。そんな自信が丹保を動かした。
同窓会では思わぬ収穫もあった。中学時代、まるで目立たなかった自分に、多くの人が感謝の言葉を送ってくれた。それが何より嬉しかったという。
同窓会は、いじめられっ子だった丹保に、トラウマを乗り越えるチャンスを与えてくれた。
同窓会が長年の気まずさを解消するきっかけになったという男性もいる。丹保に声をかけられ、幹事を一緒に務めた藤田勝久(31歳・会社員)と阿部竜(31歳・会社員)だ。
2人は中学1年のとき親友だったが、些細な事が原因で大げんかに発展。同じ高校に進学してもなお、口をきくことがなかったという。とはいえ、お互いに忘れる事はできず、郷土を出て、別の道を進んでも、「いつか謝りたい」と思い続けていた。
その思いは、高校の同窓会でかなえられた。14年ぶりに仲直りができ、今回の中学の同窓会へとつながった。
実は彼らの通った中学は1学年16クラスもあったマンモス校。ところが3年生のときに新設校ができ、中の良い者同士が離ればなれになってしまった。「だから、できるだけ多くの人を集めたかった。16クラスの総数は約700人。今回は150人だったので、次回は300人を目標にしたい」と幹事を務めた阿部は意気込む
今回、幹事たちは、クラスごとでなく、150人での記念撮影を希望した。あのころ共有した時間を、17年たった今も同じように共有したい――。一枚の写真にはそんな思いが詰まっている。
昔の仲間を尺度にして自分の人生の総括をする
同窓会ブームの背景には、インターネットの力もある。
9年前に、同窓生同士がネットを通じて交流できるようにと作られた「ゆびとま」。登録されている学校は約5万校あり、会員になると、同じ学校の卒業生と交流ができる。
コミュニケーションサイトは多々あるが、「ゆびとま」は匿名でなく、実名で交流できるのが特徴だ。96年のスタート以来、右肩上がりに会員は増え、現在は約320万人。需要はまだまだあると、ゆびとま副社長の蒲原幸也は言う。「現在、会員の中心は30~33歳だが、同窓生との交流を最も求めているのは45歳以上。ところがその世代はネットを使えない人も少なくない。潜在的な需要を含めて2000万人は見込める」
そう話す蒲原自身も50歳。同窓会は「今の自分の立ち位置を知るためにもなくてはならないもの」だという。
「50歳前後は、子供が独立し、個に戻る年齢。」これまでの人生をこれでよかったのか振り返り、今の自分がどこに立っているのかを知りたくなる。その尺度となるのが、昔の仲間なんです」
キャリアの総括をするなら会社の同期でもいいが、人生の総括をするには昔の仲間が必要だと、蒲原は強調する。
蒲原の中学校では、数年前の同窓会をきっかけに、登山やダンスなど趣味の合う同窓生が集まって、年に20回も小同窓会が行われている。蒲原も、声がかかると積極的に参加する。
100人単位の大規模な同窓会をきっかけに、20人前後の小規模な同窓会を頻繁に開くようになったケースはけっこうある。少人数のほうが、集りやすいからだけではない。多くの人が、少数での同窓会を望んでいる。
伊村孝幸(51歳・会社員)は、卒業25周年を記念して開かれた高校の同窓会で仲の良かった友人と再会。昨年に引き続き、今年もその仲間たちと12人の小同窓会を開いた。
伊村は、「大勢が集る同窓会に比べ、小同窓会は気がラク」だと言う。今回集った12人は、かつていいところも、悪いところも見せ合った仲間。腹を割って話すことができるし、若い頃を思い出して元気になれる。しかし違うクラスの仲間や、距離を置いて付き合っていた友人には、つい見栄を張ってしまう。「昔の自分を知らない相手には、今の肩書きや立場で付き合うしかない」(伊村)からだ。
伊村のように「同窓会では見栄を張ってしまう」といった意見はほかにもあった。「勝ち組だと胸をはれるが、負け組みだと出席しづらい」(42歳・男性・会社経営)、「幸せな結婚をしていないと、片身が狭い」(32歳・女性・会社員)といった声だ。
今の自分を引きずるとつらい。しかし、昔一緒にふざけ合った友達なら、そんな思いも不思議とぬぐい去れ、素の自分に戻れる。「今さら、かっこつけても始まらない。たとえリストラされていても会える」(45歳・男性)ということなのだろう。
小規模な同窓会は、本当の自分に戻れる“癒やし”の場になっている。

同窓会専門ビルも登場
幹事代行サービスが人気

同窓会専門施設「ひさしぶり」(大阪・道頓堀)では、40~70代の小規模な同窓会が頻繁に行われている。これまでに約1000回の同窓会が開かれた。6階建てのビル内には4つの小宴会場と2次会用のバーまであり、食事はケータリングで弁当やパーティ料理から選べる仕組みになっている。
この施設では、スタッフが出席者への案内ハガキの送付をはじめ、当日の受付や記念撮影も代行してくれる。幹事は場所探しに奔走しなくても済むうえ、事務的な作業まで助けてくれる事から、リピート率が非常に高い。
そうした手間を省けるという意味で、幹事代行サービス業に注目が集っている。同窓会がブームになった理由の一つには、これらを仕掛けた人達の存在もある。
「同窓会ネット」も同様だ。名簿管理や案内状の送付はもちろんのこと、同窓生同士が掲示板で交流できる同窓会専用ホームページを作成している。02年に立ち上げた直後は数件しか依頼がなかったが、今年は7月までに160件以上の同窓会を代行した。
なかでも多いのは、中学校の同窓会だ。なぜ中学なのか。同窓会ネット代表の伊丹正人は、その理由をこう話す。「中学時代というのは、青春真っ盛りのころ。恋愛デビューもけんかデビューも中学のときだったという人は多いはずです。そのころの思い出を共有した仲間は特別なのでしょう」
同社がこれまで代行した同窓会の年齢層は、現役の大学生から50代までと幅広い。今後は、「団塊世代が増えるはず」と、伊丹は言う。
がむしゃらに働き続けた団塊世代には、金は手にしたが、仲間はいないという人も多い。彼らは、かつての仲間に「余生を楽しむ友人関係」を求めているという。過去の思い出や自分を見つめるだけでなく、未来の楽しみも共有できる仲間づくりをしたい――。団塊世代が定年を迎える今後、同窓会が活発化するのは間違いないだろう
そうした未来を見据え、同窓会を巡る関連ビジネスも広がりをみせている。「e-同窓会」は同窓会名簿の調査や印刷を事業としてきた廣済堂が運営するサイトだが、このほど、コンサルティングを開始した。たとえば大学の同窓会事務局担当者へのお助けコーナー。同窓会の会報を出すのも大変な労力とコストがかかるため、そのコストダウンの情報を提供したり、会報作成のノウハウを指導したりするというもの。始めたばかりの新サービスに、同社は期待をかける。

大学も同窓会に強い関心
互いにサポートし合う関係

小・中・高と違い、大学には同窓会をサポートする組織があり、同窓会組織と大学が協力体制を築いていることも多い。
例えば最近、各大学で開催されている「ホームカミング」。同窓生を大学に進め、交流を図るイベントだ。運営するのは多くが同窓会だが、大学の知名度向上や寄付金集めのための格好の場となっている。
慶應義塾大学の場合、毎年10月に開催し、1万人以上が集るという。このイベントを仕切っているのが、三田会と呼ばれる同窓会組織だ。三田会は年度別、地域別、職種別などがあり、あわせると800以上の同窓会が存在する。なかには起業したい若者を支援する同窓会もあり、世代を超えた交流が行われている。08年に創立150周年を迎える同大学では記念事業を計画しているがここでも三田会をはじめ、同窓生が深くかかわってくる。
同窓生の声を拾い続けてきた記念事業準備室プロジェクト・ディレクターの本間浩一は、20~30代でも頻繁に大学時代の仲間が集い、どこに濃い人間関係が出来上がっているのを見て、次のように分析する。
「就職率が低下し、転職率も高い今、社内の同期が確実に減っている。社内では同じ大学の出身者同士で盛り上がることもなければ、愚痴を言い合える同期もいない。社会人になると、語り合う場を、社外に求めるしかない」
希薄な人間関係や利害関係のなかでは、夢を語り合う事も、悩みを打ち明けることもできない。そこに身を置くうち、自分と向き合う事を忘れてしまった人がたくさんいる。
がむしゃらに働いてきた団塊世代も、先の見えない不安から目をそむけようとしている若い世代も、皆が昔を見つめたがっている。同窓会という場で、本当の自分を取り戻そうとしている。
世代を問わず、同窓会が心のよりどころとなり、そこに新たなコミュニティが生まれつつある。(敬称略)

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